黒歴史ブログ。戒めとして残しています

恐怖体験 ~体育館シューズ事件~

 



先日上げた記事のせいで、僕がリア充だと勘違いしている人がいたようなので

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今回は私が高校時代のお話

 今思い出しても怖くなります。最も鮮明に残っている記憶の1つですかね

  

れは2年生初日の始業式

新しいクラスが発表される前に、旧クラスの教室を大掃除することに



 …それが終わり、始業式が行われる体育館へ


ここで体育館シューズを確認すると…

 

 

 

僕「!?」

 

 

   (ちっさ)

 


どう見てもシューズが小さい

 


どうやら女子のシューズと間違えてしまったらしい


しかもシューズの名前を見るとクラスの中心人物の1人(Kちゃん)


大掃除をする際、机の横に掛けているシューズを一ヶ所に集めていました
終わった人は、シューズの山から自分のシューズを取る…

私はKのシューズを取ってきたので、Kは残った私のシューズを持ってきていることになる


今でこそ、すぐ名乗り出てシューズを元に…と言う風にできるだろうが、当時はそれができなかった

ウチのクラスの男が女子と仲悪いのもありましたね

何よりもスーパーコミュ障なのが一番の原因

 

 


 僕「言い出せねえ…」(T_T)

 

 

 

 (履くか^^)

 



 こうして頑張って履くことに

 

因みに私とKの足のサイズの差は3センチでした

 当然なかなか入らない

 


一緒に体育館に来た友達がクラスの列に並んだ頃、ようやく履けた


今までに無い感覚


締め付けられすぎて、たった数分で足がピリピリ痛くなりだしました

 なんだこの時間は...

3センチも小さいシューズを誰にも気付かれず履き続けるという時間を過ごした男子高校生は過去自分以外に存在するのか...?



 この時点で、何故Kは私を特定できなかったかと言うと、私がシューズ袋とシューズに名前を書いていなかったから
Kはシューズだけに名前を書いていて、私は一年間使用したシューズ袋の状態で、私のものだと判断し持ってきたわけです

 

 ・・・・・


そして激痛に耐えながら始業式終了


やっと脱げると思った矢先、Kが一言

 

 

K「ちょっと皆帰らないで」

 

 

僕「\(^o^)/」

 

列の先頭からシューズを目視で確認し始めた…

 

近くで凝視とまではいかないものの、チェックが始まった瞬間、恐らく私は顔面蒼白

 

無視してさっさと帰っても、怪しまれるだけ ……


Kは持っている私の体育館シューズのサイズから、男子だと言っている

 

名前が書いてある部分を、自然に隠すことに努める私


 いよいよ私の所に……バレれば高校という当時所属する最も大きな社会から抹殺され、以後笑い者にされ続ける…

 

後でバレるならまだしも、現行犯で捕まるのだけは避けたい。どんな顔すればいいかわからないから



抵抗もできずに、更にいつ死ぬか分からない……

  


私の両足はパッと見で明らかにサイズが小さく不自然だったが、Kもまさか3センチ小さいシューズを履いていると思わなかったのか、「皆履いてる…」と、履いてるのをざっと確認し、時間も押していたこともあり、この場は諦めてくれた

 



この瞬間の安堵感と、シューズを脱いで足に血が巡っていくのを感じた時は、ちょっと泣きました

 

 


 かし喜びも束の間、教室に戻ると、新クラスになる前の最後のホームルームにて

話題はKの消えたシューズに

 


また青ざめる私

 


今、机に掛けているシューズをチェックされたら終わる

 


しかも、ここでバレた場合、間違いなく「何故ここまで言い出さなかったのか、なぜ平然と始業式では履いていたのか」とホームルームの場で聞かれることを考えると、むしろ状況は悪化している気がする


担任が本物の方の私のシューズを手に取りじっくり見る…

 

担任「サイズは男子やな…」

 
「我関せず。早く終われよな~」という顔を必死に作る私

 冷や汗MAX

 

 即興で言い訳を考える

必死に思考を巡らせるが、「自分のものではないと知っていて、3センチ小さいシューズを長時間履いていたことがバレた時の言い訳」なんて思いつくわけもなく、再び神頼み……

「痛みに人知れず耐え続ける特殊性癖持ちです」とでも言えばいいのだろうか

 

 

・・・・・・

 

 

・・・・・・

 


担任「これは預かっとく。持ち主は先生の所に来るように。ほかのクラスにも言うとくわ」

 

 

 

僕(勝った……;;絶対行かねえ......)

 

 この瞬間の喜びを抑えるのは本当に難しかった

 

担任も、まさか3センチ小さい靴を履く猛者がいると思わなかったようです

 

 

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こうして、この件はお蔵入りに



 ただ、理由は忘れましたが新しいシューズを買ってもらうまで約1ヶ月かかりました

その間4、5回あった体育館での授業は地獄
特に反復横跳びとバスケはね

長座体前屈も、二人でやる場合かなり近くでシューズを見られるので1人でやった

 

授業のたびに「前回ホンマにコレ履いたんか…?」と思ってました。最速でも履くのに1分ほどかかり、授業後は内出血に

 一番痛かったのは、指

マトモに動く関節がほとんど無い足で、3センチという絶望的な差を埋めるには指を極限まで曲げるしかなかった。しかもマトモに動く指も短いし

でも無事高校生活を続けられることに感謝。その痛みすら心地良い

 

 

・一年使ったシューズ入れの状態が2人ほぼ同じで名前を書いていなかったこと。これは最悪だった

・男女でシューズの色統一だったこと

・私がどれにも名前を書いてなかったこと

・Kのチェックを逃れたこと

・担任がチェックしなかったこと

どれもミラクル

 

私のミスで、Kちゃんにも新しいシューズ買わせることになっちゃってごめんなさいね

 

 

 

自分の持ち物には名前を書かないでおきましょう!

 

 追記:久々に実家の押し入れ漁ると出てきました

足のサイズは当時と変わっていなかったので履いてみましたが、20秒ほどで激痛に耐え兼ね脱ぎ捨てました